前回の記事で投資信託の絶対条件を決めたので、次にいよいよ投資する商品を決めなければいけません。
しかし、まだ早い。私の属性から、リスク許容度を検討する必要があるようです。
これを間違えると、ライフプランがとんでもないことになってしまいます。
リスクって何?
リスク許容度って何?という話の前に、そもそもリスクって何?ということを考えなくてはいけません。
投資の知識が無い私の知っているリスクは「危険」というイメージでしかありません。
なので、ハイリスクハイリターンというのは、文字通り危険を冒して高いリターンを得るというそのままの意味でした。
しかし、投資の世界でのリスクという言葉なの意味は「危険」ではないようです。
どこかのサイトで目にしたのですが、絶対に落ちる飛行機に乗るリスクは(投資の世界で)何%?
という問題がありました。皆さん分かりますか?
私は当然100%だと思いましたが、答えはなんと
0%!
投資の世界でリスクとは、「振れ幅」のことなんです。
絶対に落ちることが分かっている飛行機のリスクは振れ幅としては0なんですね。
絶対に乗らないから絶対に死にません。
投資した金額は、景気等の状況によってマイナスの方向にもプラスの方向にも上下しますが、
その幅が大きいものをハイリスク、小さいものをローリスクと言っているのです。
リスク許容度って何?
リスクが分かった所で、ではリスク許容度とは何でしょうか。
簡単に言うと、投資した金額に損が出た際にどこまで耐えられるか、その耐性を表す言葉でしょうか。
リスク許容度が高ければ、投資元本を割って損が発生していても冷静でいられるということになります。
私のリスク許容度は?
私は1974年生まれの40代。若い人と違って失敗したときに取り返す時間はそんなにありません。
家族持ち。既婚子持ちですから、失敗して家族を路頭に迷わせる訳にはいきません。
持ち家但し27年のローンあり。投資に失敗してもローンの返済に穴を開ける訳にはいきません。
ここまでは許容度を下げる要因。
配偶者は会社員(フルタイム勤務)。投資に失敗しても、ある程度は収入が安定しています。
生活防衛資金あり。父親からの遺産により、現時点でそれなりの現金を預金しています。
ここまでは許容度を上げる要因。
しかしこの属性を色々考える前に、実はリスク許容度の大きいところを占めるものに「性格」があるようです。
投資した資産に含み損が出て、日に日にマイナスになっていく状況を冷静に見ていられるかどうかはその人の性格が大きいと。
まあこればっかりは実際に投資して含み損が出てみないと判断できませんよね。
自分で大丈夫と思っていても、いざとなれば慌てふためいてしまうかもしれませんし。
ということで、性格は抜きにしてリスク許容度を判断し、私はある程度高いという結論に達しました。
投資信託に投資するという点で、失敗して一夜にして借金生活のようなことはないと判断したからです。
年収の2倍とか月収の6か月分とかいろいろ言われていますが、生活防衛資金がそこそこあること、
共働きのサラリーマン夫婦であるため投資の失敗で生活ができなくなることもありません。
ちなみにネット上には自分のリスク許容度を判定してくれるシミュレーションもあります。
そこの一つでやってみたら、かなり高めの判定でした。
なので、積極的にリスクを取って高い利回りを狙っていくことにします。
アセットアロケーション
リスク許容度が分かった所で、投資する比率と投資先を決める必要があります。
アセットアロケーションと言って、自分の資産の保有割合を決める感じなのですが、
私の場合積み立てで投資信託をコツコツ購入していこうと思っているので現時点だと現金がほぼほぼ100%なんですね。
将来的に積み立て投資を続けていくと現金が減って投資信託が増えるのでしょうが、どういう割合いになるのかは正直分かりません。
なので、投資する投資信託の割合で、2割を債券に、残りを株式にするということで今はよしとしました。
株式だけで100%にしてしまうとリーマンショックのような大暴落で資産の大部分が飛んでしまうと危ない
(長い期間掛けて暴落を上回る成長を期待するのが投資信託ですが、切り崩しのタイミングで暴落すると困る)ですからね。
ポートフォリオ
アセットアロケーションも決めたので、漸く投資先の商品を決めようとなりますが、その前にポートフォリオを作成します。
なかなか実際に購入出来ませんね。
ポートフォリオは、ターゲットにどのくらいなんの銘柄で投資するかを決める作業になります。
いやこの作業はなかなかしんどかったです。債券の投資信託も株式投資の投資信託も、商品の数がべらぼうに多い。
日本国内の株式だけでも、アクティブ型もあればインデックスもある。
先進国は?新興国は?色々組み合わせたバランスファンドなんてのもあるし、ETFなんかもある。
リートなんてのも出てきた。リート?なんか不動産を専門に投資する投資信託のようです。
あーもうやめた!あれこれ悩んでも正解がない。
ポートフォリオは後で調整もききますし、現時点でどう組んでも未来のことは誰にも分らない。
ダメそうなら、調整すればいいんです。
という訳でざっくり決めていきます。
国内は少子高齢化が進んでいく以上、個人的に成長をあまり期待できないので海外オンリーにします。
あとは新興国を組み込むか否か。ここは迷いましたが、一旦外しました。
新興国とは言え、そのほとんどは中国というサイトを見て、中国の成長はバブルであると外しました。
債券に対しては先進国オンリー。
リートも入れてみよう。リートは国内と先進国で6:4にしました。
不動産は国内でも、特に都市部では需要があるだろうなぁと。
地域分散がなってない
ポートフォリオを先進国株式、先進国債券、先進国リート、国内リートにしたところ、
国別分散の円グラフが、先進国94:日本6になってしまいました。
とは言え日本の株式市場は期待薄、新興国の成長は先進国が既に含んでいる
という見方も出来るという考え方(どこかのサイトの受け売りですが)もありましたのでこれは良しとします。
比率が逆ではまずいですけどね。
次回いよいよ投資信託を決める?
ここまでくれば、何の投資信託に幾ら積み立てするかを決めるだけになります。
まず最初に、投資の世界のきっかけとなったiDeCoから決めていきたいと思います。