【1日1万円】負ける練習トレード【2022年7月22日初日】

2022年7月20日、その日の日本市場は朝一の寄りから絶好調全面高の様相でした。

ファーストリテイリングなど大型株を筆頭にプライムからグロースまでどの銘柄もほとんど高値で寄り付き、日経平均は700円以上のプラスで引けたのです。

そんな中、私は前回反省しもう2度とやらないと心に誓った「飛びつき買いをしない、リベンジ買いをしない」を再び破り、ある銘柄に翻弄されていました。

その銘柄はシンワワイズ(2437)

今話題のメタバースのテーマ株で、江戸バースの売り出しは終わったもののまだまだ注目の銘柄でした。

7月20日のシンワワイズの1分足チャートがこちら

シンワワイズチャート

見ての通り前場の1時間ほど急騰し、後は坂を転がるように1日掛けて下落しています。
上昇局面の終盤(10時少し前)、気付いた時点でもの凄く高騰していたので、やらないと決めた筈の飛びつき買いをしてしまいました。この時点では200株買ってプラス数千円の利益が出ていたんです。

しかし「飛びつき買いあるある」の高値掴みだったため、直ぐに急落しマイ転。

ここで1回反転し再び上昇したのでマイナスを取り返そうと100株追加購入。

ここから株価は上がることもなく、200株の損切りで終わらせておけば良かったのに、100株追加したことで被害額も大きくなっただけ。

その後の再下落でマイナスを拡大したところでようやく損切りしました。

第2の分岐点はここでした。

大きく損切りこそしたものの、この時点ではまだ1万数千円の損失。

痛いですが冷静になって気持ちを切り替えられる金額です。

しかしここ最近のシンワワイズという銘柄が上下に激しく動くということを知っていたため、直ぐに取り返せると再び買いエントリー。

チャート中のそこらじゅうに存在する、1分足にも係らず現れる大陰線の度に大きくなる損失。

それを取り返そうとナンピン⇒損切りを繰り返し気が付けば-123,000円

しかも最終的に「日計りでは回収できないかも…」と制度信用で翌日持ち越しした分の含み損が-46,000円と合わせて17万円近い大損でした。

日本電産の時、あれだけやらかしてもう2度としないと決めた筈のリベンジエントリーをいとも簡単に破った自身のメンタルの弱さに愕然

 

翌日、証券会社から証拠金不足するから追加入金せよとのお達しが。

こ、これが噂に聞く追証か…

 

まぁ、追証の原因を作ったのは間違いなくシンワワイズでの下手くそトレードによる大損害のせいである訳ですが、信用で5,000株超をHOLDするダブルスコープ(6619)をドカーンと値上がりする前に強制決済させる訳にはいかないのです。

そこで一念発起。

トレード歴3年目も半年を過ぎ、今から始める基礎の基礎、資金管理と強い精神力を本気で学ぶためにこちらの動画を参考に毎日元本の1%を負け続けるトレードで訓練したいと思います。

NOBU塾のNOBUさんは主にFXで日々1%の利益を出すことを目標にしているプロトレーダーの方ですが、その考え方やメンタルのトレーニングは株取引においても非常に為になる事ばかりです。

取り分けエントリーを「待つ」ことと「足るを知る」という事の大事さについて述べている動画はなるほどと感じることが多いです。

そしてこの動画。

お金を増やすことが目的の投資活動でなぜ負けるためにトレードするのか。そこにどんな意図があるのか。

動画の中でも解説していますが、

①小さい損失で「留めて」「終わる」練習をすることで、資金管理の仕方を学ぶ
②損失を「取り戻したい本能」を観察して、本能がどう機能するかを学ぶ
③時間対コストの「嫌悪感」の消滅を学ぶ
④「なぜ利益を出してしまったのか」反省ノートをつけるクセを学ぶ

の4つを学ぶとあります。

詳細は動画を見ていただくとして、要は終日トレードをした結果少額の損失で終わった際、それで良かったと思えるマインドになることが大事という事でしょうか。

このマインドがないから、一日の収支をプラスに持っていこうとして無理なエントリーをしたり無謀なロットで損失を取り返そうとしたりして、傷口を広げて自滅するという。

いや全く耳が痛い内容でした。

もちろん動画は負け続けることを練習したら(そしてそれが出来るようになったら)、今度は同じように元本の1%を勝ち続ける練習をし、チャートを分析しマクロ的な外的要因を絡めて総合的に勝てるトレーダーになるという内容なのですが、いっぺんに何でもできるようにはならないと思うので、とりあえず毎日1万円負け続けるように訓練していこうと思います。

負けると言っても適当な銘柄に適当にエントリーして1/2の確率で負けるとか、明らかに急騰している銘柄に逆張りで入り、数ティック分の損失で決済するとかでは意味がありませんので、しっかりと予想を立て、どのタイミングでエントリーし、予定通りのラインで損切りするというルーティーンで進めていこうと思います。

そのためには事前に立てる戦術とトレード後の反省が不可欠です。

今までも、エントリーする銘柄と利確ライン・損切りラインをエクセル上にまとめてはいましたが、やはり手書きで残そうと思い100円均一でルーズリーフを買ってきました。

エクセルでまとめただけだと、経験上簡単にルールを無視して飛びつき買いをしたりリベンジ買いをしたりしてしまうんですよね。

手書きのエントリーノートがあれば、これを作った時間と労力は無駄に出来ないのでエクセルより効果的と思います。

そして、対象銘柄はしっかりエントリーポイントを決めておき、実際そのポイントに到達しなければトレードをしないことを徹底していきます。

今までは、例えば3,000円で買いエントリー、損切りは2,750円というように決めていても、値動きを見て3,000円に届きそうにないから3,100円でエントリーしてしまえとエントリーポイントを動かしてポジションを持ってしまったのですが、それを抑制しようと思います。

もし、エントリーポイントに届かず反転してその後急騰していったとしても、その時は「行ってらっしゃい」という余裕の気持ちを持てるようになるまで訓練しようと思います。

次はその銘柄の売りエントリーポイントを定めて待てば良いのですから。

 

そしてトレードを行っている机のモニター越しに見える壁に5つの確認事項を貼りました。

5つの戒め

PC環境でネット証券のツールにて発注するのは本当に簡単なので、マウスをポチっとクリックする前にもう一度自分を戒めるように貼りました。

特に1番目と2番目はやってしまいがちなので要注意です。

 

それでは初日のトレードです。

1日1銘柄だと、予想に反して逆に行った時利益が出てしまうおそれがあるので、少なくとも2~3銘柄を取引していこうと思います。

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