6月はアメリカのCPI(消費者物価指数)が予想に反して上昇していたこともあり、FRBの利上げが0.5%⇒0.75%に引き上げられました。
当然株価はこのネガティブサプライズに大きく反応。
せっかく2万8千円を超えていた日経平均も大きく窓を開けたながらわずか7営業日で2万6千円を割ってしまいました。
その後は日銀の指値オペ続行の発表などを受け、円安が加速。
円安メリット銘柄が牽引して反転上昇、また内需銘柄も動意づいてなんだかんだ2万7千円を回復。
しかし『6月末はボーナスおよび配当での買い需要があり小型株を中心に強い』というアノマリーは完全に裏切られ月末2営業日は陰線、特に最終日はみんながっかりの大陰線となってしまいました。
先月同様トレードそれぞれの目的、思惑を振り返っていきます。
それでは投資信託から振り返ります。
投資信託
楽天証券に積み立てている投資信託です
さすが世界的リスクオフ。リートも株も先月に比べ大きく下落しています。ヘッジの意味で組み込んでいる先進国債券だけわずかに上昇していますがほぼ焼け石に水状態です。
いつも書いていますが積み立ては継続しますよ。
続いてiDeCo
iDeCo
なんだかんだ言っても、ほったらかしで18.8%のリターンを得ている訳ですから、慌てる必要もないでしょう。
iDeCoにおいては、拠出金額全て控除されているという税制的な優遇も大きいです。
続いてジュニアNISAです。
ジュニアNISA
楽天証券から、基準価額下落のお知らせ的なメールがくるくらい、NASDAQは暴落しています。
当然ですがS&P500の方も地味に減少しています。
それでは日本の個別株です。
株式投資
まずは楽天証券の個別株です。
配当落ちの日本電気硝子(5214)の株数が大きいため、損失額も大きくなっています(約20万円)。
それ以上に酷い下落をしたのが新光電気工業(6967)
先月まで600株でプラス387,000円とエース級の銘柄だったのに、まさかの-360,000円。
半導体は全面的に厳しいが、業績も良く長期優遇の株主優待制度まで持つこの銘柄がここまで売られるとは思わなかった。
そんな中、飛ぶ鳥を落とす勢いで上昇するダブルスコープ(6619)の保有数が900株⇒2400株に大きく増えています。
また、先月末時点で1,125円だった株価も2,271円と株価ではダブルバガー達成。
平均取得単価は1,615円なのでまだまだですけどね。それでもこの1銘柄だけで150万円以上の含み益となっております。
続いてSBI証券です。
同じ銘柄でも、東証で購入したものとPTS市場(買ってるのは場中)で購入したものが違うものとして扱われてしまい見辛くてすみません。
6月末はボーナスと配当で個人投資家の買い需要が増える(結果株価が上がる)という読みで小型株を買い進めましたが、地合いの波に飲まれ大きくマイナスの銘柄ばかりでした。
そんな中現物・信用ともに株数、含み益ともに激増しているのがこちらもやっぱりダブルスコープ(6619)。
現物で3,000株、信用で4,400株とかつてないほどの保有数となっております。
楽天証券の2,400株と合わせて9,800株、大口の振り落としにより株価が下がった場合、資産全体に大きく影響しますね。
最悪追証もあり得るので、キャッシュポジションも増やしておかなければなりません。
今のところ、現物は3,500円以上になるまでは鬼ホールドするつもりで、信用は益出ししつつ規制が取れたら現引きしていきます。
最終的にはすべて現物にして長期保有にして8,000株、株価5,000円程度を目指したいです。
それでは6月中にトレードした銘柄と、その理由を個別に見ていきたいと思います。
楽天証券
大きく利が乗った東亜道路工業を半分利確。この銘柄は割安で長らく放置されていたのですがジワリジワリと徐々に株価を上げてきました。
日々の出来高は全然少なくいぶし銀銘柄です。かなり高配当で1株180円の配当を貰えましたね。利確千人力という訳で半分手仕舞い。
そして楽天もダブルスコープを集めています。
SBI証券(現物)
SBI証券の現物は配当などはあまり気にせず(基本的に)短期で回す口座です。
ここでもダブスコを買い増ししていますが、SBI証券の現物は先月にそのほとんどを買っていたので6月は100株のみ。
これで3,000株になりました。
あとは信用からの現引きをして増やしていこうと思っています(規制が外れれば、ですが)
SBI証券(信用)
ようやくデイトレ+スイングで月間の利益が出せました。
先月までに110万以上負けていましたので、半分も取り返せていませんが6月は513,065円のプラスとなりました。
ただ、激しい値動きに飛びつき買いしたり狼狽売りしたりという悪癖は治っておらず、この利益もほとんどが上昇を容易に取れたダブルスコープのおかげです。
確定益も含み益もダブスコが無ければほとんど無しというこの状態はかなり怖いですね。
ダブスコ崩れたら総崩れですから。
家計簿
今月は大きな出費もなく、梅雨&梅雨明け後の強烈な猛暑でほとんど外出せず。
ただし資源高、原材料高の影響で家計へのダメージが徐々に効いてきています。
FP2級の試験結果が無事合格でした。この資格の勉強をして、ようやく人並みの金融リテラシーもついてきたかなと思います。
投資を始めたころは1ドル何円から何円になると円高か円安かも分からない金融音痴の自分でしたが、投資を通じて大分成長できたと思います。
得た知識を有効活用し、少しでも無駄な出費を抑えて資産形成に役立てていきます。
まとめ
世界的なリスクオフムードに加え、日本市場は夏枯れ相場に入る7月。
利益を無理やり伸ばそうとするのではなく、極力減らさない、大怪我しないという「いのちだいじに」作戦でいくべき状態が続きそうです。
とは言え現在の株式のポートフォリオはダブスコ一色と言っても過言ではありません。
ダブスコの状況には引き続き目を光らせ、特に信用での保有分は利確も交えつつ臨機応変に対応していきます。
ロシアの動きも円安もまだまだ予断を許さない状況です。
また、海外ヘッジファンドが日本の国際を売り浴びせており、日銀の指値オペが破綻する(金利政策を見直す)可能性も騒がれています。
そうなれば日本株式市場の暴落は免れませんので、キャッシュポジションを増やすなど自衛策は取らざるを得ないかもしれませんね。