2020年1月19日、ずぶの素人が指値も成行も分からずにすかいらーくを500株も買うという暴挙に出て早1年。
いきなりコロナショックの洗礼を受けるも、開始早々だったことが幸いし資産を大きく減らすことはなく済みました。
その後急激に回復する株価に含み益を増やすことが出来ましたが、やはり1年目の素人、売り時のミスや衝動買いの失敗で1年目の収支としては想定以上に低いものでした。
しかし、1年目で8割~9割の新規参入者が大損して市場から退場させられる、というような記事をよく読んでいましたので、こうして1年継続できたことはやってきたことはそこまで間違いではなかったのかなと思います。
それでは2020年、株式投資の1年間を振り返っていきます。
※投資信託は12月の振り返りと同じ内容になってしまうのでここでは割愛します。
2020年、私が初めて株を買った1/19はコロナショック前でまだ日経平均も高値の段階でした。
そのころ私はこれが高いのか低いのかも分からなかったのですが、投資の世界に一歩踏み出したのです。
直後の2月からコロナウィルス騒ぎは日本国内に蔓延し、世界中の株価暴落のコロナショックにつながったのは記憶に新しい所です。
そして3月中旬に底値を付けた日経平均ですが、私は初心者という事もありここで強気に買い向かう事は出来ませんでした。
というのも、2番底という仕入れたばかりの知識が邪魔をして次の暴落に備えていたのです。
しかしいくら待っても2度目の暴落は起こらず、5月中旬にはするすると上昇しコロナショック前の株価に戻しそうな勢い。
この上昇気流に乗るんだと慌てて飛び付いた銘柄は既に天井というバッドタイミングの取引になってしまいました。
ちょうどこのころ、仕事の傍らで株価チェックも出来ないサラリーマン投資家である私は、スイングトレードの限界を感じてきます。
そして、超長期間保有して配当金を得る高配当投資を取り入れてみたのでした。
高配当投資先と言えば、通信・銀行・商社・生損保・リースという定番中の定番があったのですが、それをそのままポートフォリオに組み入れても面白くないという訳で、高配当の中から事業の持続性や企業のファンダメンタルを自分で検討し2つ目のポートフォリオを構築することを始めました。
その後日経平均は長きに渡って横ばいを展開します。この間は高配当ポートフォリオの銘柄を分析しては購入しを繰り返していました。
そして11月に入り、アメリカ大統領選挙をきっかけに(かどうかは分かりませんが)日経平均は連日の大暴騰。
コロナショック前の株価に戻るどころか一気に突き抜けて、バブル崩壊後30年ぶりの高値を付けるなど急激な株高に日本中が湧いたのでした。
私も高配当ポートフォリオで集めていた銘柄が軒並み上昇し、結構な含み益を上乗せすることが出来ました。
日経平均は株高のまま現在に至っています。
2021年はどうなることやら、こればかりは誰にも分からないことですが、引き続き退場しない事と目標である一人娘に3,000万円遺すために出来ればマイナスにならないように頑張っていく次第です。
2020年のトレード振り返り
2020年購入した株式は、1株単位で買うネオモバを除いて延べ74銘柄、11,700株でした。
その内訳ですが、高配当ポートフォリオの1軍(オリックスやKDDIなど誰もが認める高配当銘柄)が13銘柄、高配当ポートフォリオの2軍(自分で分析した銘柄)が17銘柄、すかいらーくやビックカメラなど優待目当てが7銘柄、成長性や値上がり期待で購入したのが37銘柄でしたので、成長性とそれ以外でちょうど半分半分という事になりました。
一応自分のポリシーというか戦略にも沿っている結果かなと思います。
収支
ここからは2020年に実際に収支としてどうだったかになります。購入していても売却していない保有中の銘柄は現在株価が幾らであってもキャッシュとしては増えても減ってもいません(含み益・含み損の状態)。
ですので、含み益が巨額であっても現金化するまではただの皮算用でしかない訳です。
実際に売却までして損益が確定したのは以下の通りです。
ちなみに12月31日に手持ちのトレードメモから算出していたのですが、1/15になったら以下の通り証券会社から報告してくれました。
初心者だとそういう事も知らないので無駄な作業をしてしまいましたね。
楽天証券
楽天証券は高配当株と優待銘柄を全て保有しているので、キャピタルゲインはマイナスながらもインカムゲインで取り戻し税引き前で95,395円のプラスでした。
SBI証券
SBI証券に関してはキャピタルゲイン狙いの銘柄しか取引していませんので、配当は少な目ながら狙い通りのキャピタルで241,097円のプラス。
配当金を足して261,697円プラスでした。
両証券会社を足すと357,692円になります。
配当はホールド中の銘柄分も含んでいますので、純粋に売買した銘柄のキャピタルゲインだけで判断すると、収入が11,501,780円、購入費用が11,294,813円で206,967円プラスでした。
利益率は1.8%程度と日経平均のETFでも買った方がましという結果でしたが、1年で素人が勉強しながら頑張った結果とすれば十分満足いくものでしょう。
まとめ
SBI証券のキャピタルゲインはプラスでしたが、レーザーテック1銘柄が100株で347,000円の利益を叩き出したおかげであり、それが無ければ結構なマイナスでした。
楽天証券は今現在含み益があるので収支もそこそこかと思ったのですがまさかのマイナスでした。
レーザーテックが無ければどちらの証券会社の収支もマイナスで終わっていたという事になります。
1年目なので仕方がないで片付けてしまっても良いのですが、2年目以降に繋げるためにも分析が必要でしょう。
これは、恐らく売り時がまずかったことと、ほとんどリスクを取らなかったことが原因かと思います。
次への課題として、記事に出来れば良いのですが…
2021年も、出来れば利益を出すことを目標に、最低限資金を失って市場から退場という事が無いように勉強をしていきます。