速く走りたいなら、ジムを出てロードで走ろうpart1

体系維持が目標ではなく、「レースでのタイムや完走が目標の場合間違いなくジムでトレッドミルの上を走っていても無意味です。私が実際そうでしたので自信を持って言えます。

今より速く走りたい、フルマラソンに挑戦したい、などの目標をクリアしたいのであればロードに出ましょう。私の経験から、ジム(トレッドミル)で走ることのメリットとデメリットを記してみます。

※ここでいうジムとは、フィットネスジムや最近よく見る24時間営業のジムです。

パーソナルなやつは未経験なので当て嵌まるか否か不明のため除外して下さい。

ちなみにトレッドミルとはベルトコンベアのようなその場でグルグル回る地面の上を走るマシンで、よくお笑い番組でどんどん速くなるやつです。昔風に言うとルームランナーですね

トレッドミルの画像
ジムでは人気のマシンですが…

ジム(トレッドミル)のメリット

どんなに悪天候でも走れる
危なくない
万が一の場合誰かがいる

とりあえず1つずつ見てみましょう。

どんなに悪天候でも走れる

これは実は結構大きいメリットだったりもします。やはり外で走る場合は、ある程度天候や季節に向き不向きがあります。

レース本番は季節は選べますが、本番当日の気温や天気は選べません。

雨が降ろうが風が強かろうが、大会自体が中止にならない限りは出場すると思いますので、実は雨の日も風の日も練習した方が良いのです。

が、実際に雨が降っていたり風が強かったら、普通のランナーはまず練習に行かないと思います。サブフォー目指してますレベルだと特に。

また真夏に関してはロードとの相性はすこぶる悪いです。

炎天下で1時間でも走ろうものなら、対策していたとしても熱中症のリスクが高まります。朝、日が昇る前に走り出しても、1時間も走ると既に太陽は登っていて家に着くころには30度超えなんてこともあります。

その点ジムは、そこに行くことさえ出来れば、快適な気温で走ることが出来るのです。

こればかりは完全にジムにアドバンテージがあるので、余裕があるのであれば併用が一番ですね。

危なくない

外で走っていると、結構な頻度でヒヤリとするのは自転車の片手運転走りスマホです。

歩きスマホ程度であればたとえぶつかっても大したことないですし、向こうの歩くスピードは遅いのでだいたいお互いに気が付くんですが、自転車でやられると避けようがありません。特に夜、無灯火の自転車が猛スピードで突っ込んできて何度かぶつかりそうになりました。

交差点での出会い頭に車とぶつかりそうになることもたまにあります。

ジムで走る限り、こういう危険な目に逢うことはまずありませんのでメリットです。

万が一の場合誰かがいる

マラソンをしている以上、いつ何時倒れてしまう危険はあると思います。その時周りに人がいて、さらにAEDが必ずあることは生存確率をかなり高めてくれると思います。私は夜公道を走ると前述したような危ない目に逢うのが嫌なので大きな公園を走るのですが、基本他のランナーも少なくコースと時間によっては人影がほとんどないこともあります。

万が一今倒れたら助からないんだろうなぁ、ということがジムだとないのが良いです。

ジム(トレッドミル)のデメリット

有料(走ること以外にも目的があればOK)
速くなった気がする
楽すぎる

では順に見ていきますね。

有料

有料なのはロードと比べて完全にデメリットですね。

ただ、ジムにはジムでしか出来ないことも多々あります。エアロビクスやプール、マシンを使った筋トレなどランニング、バイク以外に明確な目的を持って通っているなら問題ありません。

もし、トレッドミルで走ることがメインでジムに通うのであれば間違いなく解約した方が良いです。

だって同等以上の効果は、ロードに出れば無料ですから。

速くなった気がする

ジムに通う人はそれぞれ別々の目標をもっています。が、おそらくマラソンをメインにタイムを縮めようとして通う人はあまり多くありません。

特にトレッドミルで走る人は、ダイエット(体系維持)か、これから運動をしようとしているスポーツ自体初心者が多い印象です。

そうすると、必然的にペースが遅いんですが、トレッドミルはたいていどこのジムでも横並びに数台置いてあるので、両隣がちょっと速いウォーキングくらいの方に挟まれたりしがちです。

ロードであればすぐに追い抜いていく、ウォーキングの方々と並んで走ることになります。

お山の大将じゃあないですけど、その環境で速くなったと勘違いしがちなんですね。

実際ロードだと、自分の現在の最速のペースくらいでも軽々抜いていく方も沢山います。

トレッドミルで走るのって、とにかく楽なんです。

やはり意思と関係なく地面が勝手に動くだけで、自分はその上で跳ねてるだけですから。

またペースも設定した通り一定、勾配もデフォルトだと完全フラット。おまけに送風機能で涼しかったり、気温も快適、室内なので無風、紫外線ゼロ。

最近だとマシン個々にモニターが付いていてTVやYouTubeが見られたり、実際の大会の環境とは程遠いと言ってもよいでしょう。

楽な環境で慣れてしまうと、後で大変です。

これらのことから、走る目的でジムを利用することは本当にお勧め出来ません。

ジムにはジムでしかできないことがいっぱいあるので、それらを積極的に利用しましょう。走るのであれば、トレッドミルではなく外に出た方が良いです。

ただ、ジム(トレッドミル)のメリット・デメリットだけを一方的に述べても説得力はないと思うので、次回はロードのメリット・デメリットを挙げていきたいと思います。

 

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