一人娘に3千万残すため頑張る親父
iDeCoとNISA、いったい幾らになるの?
前回のライフイベントとバランスシート作成で、iDeCoと積み立てNISAを
上限MAXまで積み立てられることを確認しました。ではいよいよ投資先の銘柄選びに入りましょう。
が、しかし…
iDeCoと積み立てNISAを満額で満期まで積み立てた場合、どのくらい資産形成出来るのでしょうか。
特にiDeCoは60歳までしか積み立てできません。
もうすぐ46歳になってしまう私に残された期間は14年という事になります。
現在色々なサイトで資産運用のシミュレーションが出来ると思いますが、
ほとんどは想定利回りを自分で決める(3%など)か、
リスクを抑えるか許容するかであらかじめ決められた想定利回りで試算するものがほとんどです。
確かに長い目で見た場合リスクに見合った利回りに近づくのでしょうけれど、
そうそう上手く右肩上がりになるとも限らないですよね。
エクセルでiDeCoをシミュレーションしてみる
そこで、平均すると想定利回り4%になる様な利回り一覧表を作って、
ランダムでそれを抽出する簡単なシミュレーションをエクセルで自作してみました。
マイナスの時もあればプラスの時もある感じで、60歳まで月々2万3千円を積み立てた場合、
最終的に幾らになるか。
実は利回りがマイナスになる場合、定期積立の場合むしろ有利で、
価額が安いときにたくさん買い付けられるのですが、この時はそんなこと分る筈もなく。
単純に利回りがランダムに(マイナスからプラスまで)セット出来るだけの代物でした。
とは言え、満期間近にマイナスの利回りだと、資産を減らしてしまうことになります。
右肩上がりにずっと成長するシミュレーションよりかは、少しマシな程度でしょうか。
利回りの設定がランダムなだけに何度か試算してみて、
およそ390万円の掛け金に対して420万円から620万円、
平均すると500万円の運用結果ということになりました。
3%固定の利回りでシミュレーションした結果が479万円ですから、
ちょっと高目に出ましたが、およそ想定通りに出ているとして良いでしょう。
iDeCoにはこれ以外にも投資額が全額控除対象になる
最強の節税効果がありますが、やはり14年ではそうそう大きな
複利効果とはいかないようですね。
今のところ14年で元本割れの結果になったことはありませんでしたが、
未来は誰にも分らないので必ずプラスになる訳ではないということだけは
肝に銘じておかなければなりません。
積み立てNISAをシミュレーションしてみる
それでは積み立てNISAはどうでしょうか。
先ほどと同じ素材ですが利回りを少し弄って、
平均すると5%になるように一覧を作成してシミュレーションしてみます。
なぜ5%か?
ちょっとだけプラスに出るようにして、投資に手を出すという自分の選択に安心したかったんです。
今度は約800万円の元本が、1100万円から1600万円まで
500万円の差が現れました。
平均すると約1300万円。
5%固定でのシミュレーション結果が1358万円でしたので、
景気の動向によっては上にも下にも結構ぶれるということですね。
今回は20年という長丁場ですので、かなり複利効果も出てきています。
安い時期がたくさんあって、積み立てた口数が増えたころに、
未曽有の好景気であった場合倍増の可能性もあると。
もちろん逆の場合もありますが…
それではiDeCoと積み立てNISAにMAXまで投資した場合は?
iDeCoも積み立てNISAも上でシミュレーションした平均を使って算出してみます。
iDeCoが500万円、NISAが1300万円なので
合わせて1800万円ですね。
あれ?目標は6千万円。
ぜ、全然足りない!
実はバランスシートで確認した投資金額ですが、
やっぱり今までの貯蓄体質が抜け切れていなかったのか、
現時点での金融資産(普通預金と定期預金、外貨預金)には
一切手を付けない計算だったのです。
現金は手元に残しておきたいという非投資家マインドですね。
外貨預金に関しては、円だけの保有にならない意味でも
(かなり少額ですが)一旦そのまま保有。
普通預金・定期預金に関しては切り崩しても投資に回そうと仕切り直しです。
そもそも普通預金はメリットよりもデメリットの方がはるかに大きいと最初に気づいたんじゃなかったのか。
という訳で月々の投資金額は再度見直しですね。
いつになったら実際の投資を始められるのか…
一般口座も開設しよう!
今度はiDeCoでもNISAでもない、一般口座にも投資先を広げていきます。
ここで違いについておさらい。
iDeCoとNISAで上限MAXまで投資しても目標に届かないのであれば、
課税分はやむなしで追加投資する他ありません。
そこで、同様にシミュレーションを作成してプラスできる投資額を設定します。
この際、以前作成したポートフォリオに照らし合わせて想定利回りを決めていきます。
私のリスク許容度から、
株:リート:債券を7:1:2
の割合に設定したポートフォリオを決めていましたので、
株オンリーより若干低めに見積もって3%としました。
不足分の4200万円を形成するには、期間と金額の折り合いにもよりますが
月々7万円を28年という高額かつかなりの長期間が必要という事になりました。
月々プラス7万円かぁ…
こうなると今の普通預金は少々切り崩すことになっていきますが、
あくまでも目標であるため、厳しくなったらなったで見直せば良いんです。
とにもかくにも、前に進んでいきましょう。