素人親父、いきなりすかいらーくの株を500株購入して大失敗する

株主優待目当てで購入

前回の記事で株式投資も開始するとしてその理由を3つ挙げました。

・配当金があるのでキャッシュが手に入る
・株主優待制度でお得に生活
・企業の成長、ひいては日本の経済成長の一助となり得る

この度投資を始める前、私が抱いていた株式投資のイメージは

「デイトレーダーが何台ものモニターの前でPCに張り付いているもの」

でしたので、やはりまだ短期の投資は危険・怖いという

感覚が抜けきれていません。

投資より投機のイメージがあるんです。

そこで私が最重要視したのは2番目の株主優待です。

株主優待目的であれば、売買時の損益は深く考えずに

優待券が出る間保有し続ければ良いじゃないか。簡単!

そして株主優待をキーワードに検索してみると、

どうやらすかいらーくの優待券は数多ある優待の中でも

破格の好条件らしいことが分かりました。

以下がすかいらーくの優待が優れている点です

対象店舗が多い
優待利回りが高い
保有数量が上がるほどお得率もアップ

ファミレスのすかいらーくは最近あまり見かけなくなりましたが、

ジョナサン、ガストはそこらじゅうで見ることが出来ますし、

バーミヤン、夢庵、藍屋など、兎に角使える店舗がたくさんあります。

特に回転寿司の魚屋路は、私の家から徒歩圏にあり

娘を含めた家族全員が寿司好きなこともあり

良く利用しています。

毎年だいたい年に4~5回は利用していたので、これが優待で賄えると助かります。

ジョナサンもガストも生活圏内にあるので、使いきれずに有効期限切れ

ということにはまずならないと思います。

優待利回りも高く、100株保有で3,000円分の食事券が

なんと6月と12月、年2回も貰えます。

優待利回りが高いと言われるほかの会社でも、だいたい

100株で3,000円なので、破格というのもうなずけます。

保有数に乗じてお得率もアップに関しては、保有数に対する優待利回りで見ると

たいていは100株保有時の率が一番高いというのが一般的らしいのですが、

すかいらーくに関しては300株、500株、1,000株と

保有数が増えるにつれておまけ金額が増えていき、

多く持てば多く持った分お得になるのです。

100株で6,000円分、300株で20,000円分、500株で33,000円分、1,000株で69,000円分です。

 

使う目的は回転寿司の魚屋路、家族3人で行くと1回当たりの会計はおよそ1万円程度。

年に4回利用して4万円を優待で賄うには…

500株が最適解とみました。

その他の購入理由

一応ほかの点も触れておきますが

配当金に関しては1株当たり19円で、ついこの間38円から半減したようです。

株価に対する値としてはあまり高い方とは言えない額かもしれません。

しかし売りは何といっても株主優待券なので、ここはOKです。

また企業理念に賛同できるかという点では、購入直前に

全ての店舗の24時間営業をやめるというニュースが入ってきました。

働き方改革にも則っているし、深夜の高い人件費を抑えて利益も上がるのでは?

これで大義名分も出来たし、いよいよ購入するぞと鼻息荒く

株式投資の門を叩いたのでした。

チャートの見方も分からない素人

楽天証券のサイト、今までは投資信託のタブしか開いてなかったのですが、

いよいよ国内株式のタブをクリック。

すかいらーくを検索してみます。

すると、現在の株価を筆頭に、意味など全く分からないチャート、

売数量買数量の一覧、信用残、コンセンサス、レーティング分布

などなど、様々な情報が飛び込んできます。

特にチャート。上下に伸びる線、黒い箱、白い箱、箱の長さ、全く理解できません。

更に指標。

自己資本比率など漢字表記ならまだ分かりますが

PER、PBR、ROA、ROE?お手上げですね。

株価収益率とか自己資本利益率という日本語での補足もあるんですが

その数値がどうなっていると良いのかが全く分かっていないので

無意味なんですね。

で、分からないなら分かるようになってから買えば良いのに

この時の心理は兎に角早く買いたい、経験大事、前進あるのみ

という完全なイノシシ状態でした。

辛うじて、株価だけは理解できたのと(100株買うには100倍すれば良いという程度)、

チャートの細かいことは分かりませんが、何となく雰囲気で

すごく右肩上がりなのは分かりました。

つまり今買うのは多分イケてない?と一旦様子を見てみることに。

いくら優待期待とはいえ、出来れば安く買いたいじゃないですか。

この当時(2020年1月)の株価が確か2,200円くらいで、年初来高値

とかいうところを日々更新している状態でした。

そんな感じなので、今の株価より下がったら買おうと決めて毎朝チェック開始。

するとすぐに、だんだん下がりだしたのです。

下がったら下がったで、まだ下がるのか?と思い始めてしまい

なかなか購入できません。欲が出てきてるんでしょうね。

そうかと思えば、次の日にはまた上がってる。

これじゃ埒が明かないと意を決して、今日買おう!と注文ボタンをクリック。

すると指値、成行というまた聞き慣れない言葉が…

指値も知らないど素人

調べてみると指値は購入金額を指定して買うこと、

成行は現在の価格から一番安い売り価格で値段が決まる購入方法でした。

なんだこんないい機能があったのか、と指値にかなり強気な値段を設定して注文完了。

最初からこうして待ってれば良かったのか、毎日チェックして損した。

と思っていたら、その日の内に当然約定せず。

指値には、必ず買いたい値段で買えるけれども、約定するか否かはマーケット次第という

メリット・デメリットがあったのです。

逆に成行は、その日の内に必ず約定するけれども、

売り手次第で思った以上の高値になってしまうことがあるようです。

一日に一気に500株購入という暴挙に出る

生まれたてのバンビから、指値と成行の注文方法を覚え、

ようやくスタートラインに立つことが出来ました。

そして翌日は朝から株価をチェックして、納得できる価格だったため

勢いよく200株を成行で注文!

当然ですがきちんと約定し、人生初の株式購入は無事に終わりました。

が、買ったはいいけれどその日の午後にどんどん価格が落ちていくではありませんか。

午前中より午後の方が20円ほど安い。

何かの祭りか?これは今日のうちに目標の500株までいったれと

追加で300株、成行で注文したのでした。

いやほんとアホですね。

投資信託ではあれだけ勉強してリスク分散を覚えて

ドルコスト平均法なる積み立てを実践しているのに、

どうして株の時は一日に500株購入という暴挙に出てしまったのでしょうか。

しかも1株たった20円安くなっただけで目の色変えて。

人間欲を出すとろくな結果になりません。

思えば最初にいきなり200株注文するのもアホですし。

どう考えても、まずは100株の最小単位で買ってみて、

どうなるかしばらく様子見するくらいで丁度良かったんだと思います。

結局500株を平均単価2,141円で手にしたのですが、

すかいらーくの権利確定は6月と12月、1月に焦って500株買う必要性は全くありません。

その後一日たりとも購入単価を上回ることなく下落を続け

コロナショックで止めを刺されて

目も当てられない惨状になったのでした…

まぁ下落が続いたこととコロナショックは結果論かもしれませんが、

それでもやっぱり、指値と成行も知らないど素人が、

人生最初の注文でいきなり500株というのは

いくら何でもやりすぎたと思います。

これに懲りて、次はもう少し株について勉強してから、

100株単位で買う事にします…

頭を抱える男性
最新情報をチェックしよう!